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イエス・キリストの誕生を待ちのぞむ、待降節(アドヴェント)の時を11月29日に迎えました。

聖書のことば

「だれも、新しい服から布切れを破り取って、古い服に継ぎを当てたりはしない。そんなことをすれば、新しい服も破れるし、新しい服から取った継ぎ切れも古いものには合わないだろう。また、だれも、新しいぶどう酒を古い革袋に入れたりはしない。そんなことをすれば、新しいぶどう酒は革袋を破って流れ出し、革袋もだめになる。新しいぶどう酒は、新しい革袋に入れねばならない。」
(ルカによる福音書5章36~38節)

メッセージ

アドヴェントの季節に入ると、私は戸惑いを覚えます。この季節に、「御子イエスを私たちの心に、整えつつ迎える準備ができますように」と教会や幼稚園の礼拝で祈りながらも、心はとても動揺するのです。なぜかと申しますと、アドヴェントとは、神ご自身が新たな旅に一歩踏み出したことだからです。神が新しい約束によって人間との関係を変えられ、御子イエスも十字架への歩みを始めることになるからです。それは、罪びととしてキリストが死ぬことを意味するからです。
上の聖書の言葉を読みますと、「新しい服」「新しい革袋」とは、聞こえは良いのですが、一方でそれは古い服や古い革袋の終わりを意味し、これまでの自分の終わりを意味します。
では、どうしたらクリスマスを喜び、祝うことができるでしょうか。それはクリスマスを祝いっぱなしにしないことです。クリスマスから始まるできごとを新しく知っていくことです。

毎週日曜10時30分からの礼拝は、信者だけのためのものではありません。開かれたものです。ご遠慮なく足をお運びください。
しかし、新型コロナ感染症の拡大のとどまらない状況下、ご心配もあるかと思います。このホームページで、礼拝の説教の動画配信もしておりますのでよろしければご覧ください。