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この10月から、祈祷会を再開しました。第一水曜と第三水曜の19:30から、牧師館集会室と、Zoomを利用して行っています。
第一回の10月6日は2人、第二回の10月20日はZoom参加者含めて3人でした。

祈祷会は、讃美歌をともに歌うことで開会し、聖書を読み、そして、参加者がお祈りをします。

教会では『新共同訳』聖書を用いていますが、祈祷会で読む聖書は新しい聖書、『聖書協会共同訳(2017年)』です。
聖書箇所は、「コリントの信徒への手紙一」を1章の始めから、祈祷会の参加者で輪読して読み進めています。

祈祷会での聖書の学びをすこしだけ紹介します。
・コリントの信徒への手紙一は、パウロの第三回伝道旅行で、パウロがエフェソに滞在しているときに書かれた。(54~55年頃)。コリントの教会のひとたちの問いに具体的に答える書簡であり、教義を説く文章ではない。
・なお、コリントの教会の誕生はパウロの第二回伝道旅行においてであり、50年頃と想定される。その際パウロは1年半コリントに滞在した。
・パウロは、第三回伝道旅行のときに滞在中のエフェソで、この、できてから2,3年を経たコリントの教会に起き始めた分派の問題を聞いた。そこで、コリントの信徒への手紙一の冒頭では、コリントの兄弟姉妹への挨拶と神の賛美から始め、聞き知った分派の問題に、どうすればよいのかをまず伝えようとしている。
・パウロは、自らを洗礼を授けるためではなく「福音を伝える」ために遣わされたという自己認識を示す。
・この「福音をつたえる」(エヴァンゲリゾー)という言葉について。コリントの信徒への手紙一のなかでこの言葉は6回出てくる。
・その中で、15章では「福音とは」とパウロが語っていて、この箇所を読むとパウロの福音理解が明確になる。