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日時:2024年9月15日(日)10:30~
場所:日本キリスト教団代々木教会礼拝堂

<プロローグ>
◆本日は、神が人間の「悪」に対してどうしたかを旧約・新約聖書から学びます。

◆最初に、人間が人間に対して行っている悪とはどんな具合か眺めてみたいと思います。「自分の地位を保つ」ために人間は何をするか?それは下位の人間を生贄にするのです。「あいつが悪い」と敵を定めます。これが人間の癖であり、正義感です。正義・正論を振りかざすのは「気持ちが良いから」。
◆ひとりでのみならず、集団でそれをすることもあります。その場合は、戦争になります。誰か1人やグループを標的にし、その人物やグループを仮想敵にする。そうすれば一致団結して非常に攻撃的な集団になりかぬさねない。これを「正義中毒」と脳科学者の中野信子氏はたとえます。
◆これは他人事ではありません。私たちの周りにも、「自分の立場や地位を保つ」ために、下位の人間を生贄にする、ということが往々にして起こります。例えば、職場で正義をふりかざす上司がいます。その人の行動は、パタンがあり、
①1人を生贄にする。「あいつが悪い」とターゲットを定める
②なんらかのタイミングで、その人が「敵でない」と認識したならば次は別の人間を生贄=標的にする

◆そのときに、人間の知性が大事なのです。