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電車のなかで、重松清の『十字架』を読んでいる中学生の男の子を見て嬉しくなりました。

十字架を背負っているのはイエス・キリストだけではありません。

人は皆、自分の十字架を負っています。

それが人間の素晴らしさであり、自分の十字架を担いつつ、その中で良心にしたがって前に進むときに、ヒトは輝くからです。