Liberating The Gospelsと並行して、Spong主教の標題の本も読んでいます。
こちらを読むことでヨハネによる福音書についての理解が深まり、また、私自身非常にこの福音書を読みやすくなりました。
その目次は、下のような具合です。
目次
序文
第1部 「第四の福音書」への手引き
- 第1章 舞台設定
- 第2章 ヨハネ――ひとつの福音書、複数の著者
- 第3章 ヨハネを他の福音書から切り離す
- 第4章 パレスチナ系ユダヤ人の著作
- 第5章 プロローグ(序言)に宿るユダヤ的ルーツをたどる
- 第6章 浸透する「知恵」――ユダヤ神秘主義への入り口
- 第7章 文字通りに捉えない人、ヨハネ(非・逐語主義者ヨハネ)
第2部 「しるしの書」――歴史に包まれた神話的登場人物たち
- 第8章 イエスの母――「しるしの書」への序論
- 第9章 ニコデモ――「霊によって生まれる」とは何を意味するのか
- 第10章 井戸の傍らのサマリアの女――イエス体験の新たな次元
- 第11章 異邦人の高官の息子――神と信仰の意味
- 第12章 三十八年間病に臥せっていた男
- 第13章 アンデレとフィリポ――紅海とマナ
- 第14章 イエスの兄弟たち――その起源をめぐる論争
- 第15章 生まれつき目の見えない人――ユダヤ教との決別は完了した
- 第16章 ラザロ――最後の障壁を打ち破る
本文の抜粋を下に記します。
「聖職者としてのキャリアの大半において、私は第四の福音書に惹かれることがなく、むしろ強い反発(嫌悪感)すら覚えていました。……
この書物が「正統派キリスト教」を明文化したものだと考えられていたために、ヨハネによる福音書は、異端審問や魔女狩りといったキリスト教史における恐ろしい出来事を助長する役目を果たしてきたからです。……
[しかし、やがて]ヨハネ福音書は、ユダヤ神秘主義の著作として私の前にその姿を現し始めました。そしてヨハネ福音書のイエスは、突如として「異界からの訪問者」ではなく、「新たな神意識(God consciousness)がその内に芽生えた一人の人間」となったのです。……
ヨハネによる福音書が語っているのは「いのち」です。広がりゆく命、豊かないのち、そして究極的には永遠の命についてです。しかしそれは、これらの言葉が宗教的に通俗的に理解されてきたようなあり方とは、まったく異なるものなのです。」












